終身死亡保険に特約で定期死亡保障を付けている人は要注意

定期保険特約付終身保険と言われる保険のことです。
掛け捨ての定期死亡保障が特約で付いていて、主契約の部分は終身死亡保険になっています。

保険レディがいるような保険会社が少し前によく売っていた商品です。
更新の時期を迎えて、保険レディから連絡が入る頃かもしれません。

若い世代の人でこういう保険に加入している人は少ないと思いますが、念のため説明しておきます。

主契約と特約の関係を知っておこう

まず、主契約と特約について、きちんと把握しておきましょう。

主契約とは保険の大本となる、木で言えば幹に当たる部分です。
一方、特約とは、いわばオプションのことで、木で言えば枝葉に当たる部分です。
主契約と特約の関係
基本的には主契約が中心にあって、特約がいろいろと細かいニーズを満たすイメージです。
主契約を残して特約だけをやめることはできますが、特約を残して主契約をやめることはできません
枝葉だけの木にはできないということです。

定期保険特約付終身保険の場合、主契約は終身死亡保険、特約は定期死亡保険になります。
特徴的なのは、主契約の部分の終身死亡保障は500万円程度しかないのに対して、特約の定期死亡保障が3500万円など高額になっている点です。

幹は細いのに、枝葉が大きい木になっているわけです。

定期保険特約付終身保険

合わせて4000万円の死亡保障があると思っていても、定期保険の終わる65歳を過ぎると500万円の死亡保障しか残っていないということになります。
このあたりは加入時にきちんと説明を受けているはずですが、分かりにくいために誤解したままの人も多いのです。

特約の定期死亡保障は更新で保険料が値上がりする

そして、最も大きな問題は、特約の定期死亡保障が10年や15年で更新を迎える点です。
更新時には、倍近い保険料になってしまうこともめずらしくありません。

「せっかく払い込んだ終身保険がもったいないし……」という思いで更新したくなるかもしれません。

しかし、更新せずに同じような保障を確保する方法もあります。

更新時期には保険レディが連絡をしてきて別の保険への乗り換えの提案を受けるかもしれませんが、その前に下記のようなことを知っておきましょう。

更新せずに終身保険だけ残して、収入保障保険に加入しよう

更新があるのは特約部分なので、特約は契約から外して、主契約の終身保険だけを残すようにしましょう。
そうすれば、保険料は上がらずに済むはずです。
枝葉を落として幹だけにするわけです。

また、終身保険もやめたいという場合には、払い済み保険として以降の払い込みをストップさせることも可能です。
すると、それまで支払った保険料に応じた終身の死亡保障だけが残ります。死亡保障の額は減ってしまいますが、保険料の支払いはなくなります。

そして、死亡保障が足りなくなった分は、収入保障保険で補いましょう。
収入保障保険を使えば、掛け捨てで効率的な死亡保障を確保できます。
(参考:新米パパママのための保険講座STEP②.死亡保険の選び方


特約をいろいろ付けると契約内容が複雑になりすぎて、すべて把握するのが大変です。
契約直後は覚えていても、いずれどんな保険に入っているのか分からなくなります。

必要な保障は主契約で別々の保険に加入するのが鉄則です。

説明を聞いてよく分からない保険には、加入しないのがベストです。

保険選びでは保険ショップを有効活用しましょう。